塾長のつぶやき…Vol.18 「がんばってるのに報われない」子へ、目標は何を教えてくれるのか。
受験の天王山…夏
多くの子が「こんなにがんばってるのに、
なんで結果が出ないんだ」と悩みます。
塾の自習室に毎日来ている子。
課題も真面目にこなしてる子。
模試の前に涙ぐみながら勉強していた子。
でも、
成績は思ったように上がらない。
このとき、
子どもたちは思います。
「もう無理かも」「自分には才能がないのかも」と。
■ でもね、それでも続けた子だけが見える世界がある
成績って、不思議なもので、
「ある日突然」跳ね上がる子がいるんです。
でもその子たちは、
“ある日突然がんばった”わけじゃない。
それまで何カ月も、報われない努力をしていた子たちなんです。
- 勉強のやり方を少しずつ試行錯誤して
- 暗記の仕方を工夫して
- 悔しさに涙して、それでも机に向かった
その積み重ねの先に、
ようやく“ご褒美”のような結果が現れる。
■ 「目標」は、結果ではなく“過程”の中で子どもを育てる
だから、
こう伝えたい。
**「今、報われていない努力こそが、未来をつくる」**って。
目標って、
叶う・叶わない以上に、
その過程で“どう生きたか”が、
子どもに一番深く残る。
そう考えます。
- あのとき、逃げなかった
- あのとき、やめなかった
- あのとき、本気になった
受験が終わったとき、
子ども自身が、
「あの経験があったから今がある」
と言えるように、
私たち大人は、
その途中の姿をちゃんと見ていてあげたい
と思うのです。