塾長のつぶやき…Vol.9 「スイッチが入るまで見守って…なんて甘い! そんなの幻想?」
お早うございます。
タイトルにある「スイッチが…」…
そう感じているお母さん、
実際すごく多いです。
特に毎日、
お子さんの姿を“間近で”見ているお母さんは、
■スマホいじり
■ダラダラ
■口ばっかりで行動が伴わない
■一日何時間もYouTube
そんな日々を見続けているからこそ、
「この子に限っては、スイッチなんか入らない」
「もしかしたら、スイッチなんてないんじゃ…」
って思うんですよね。
正直、それも“真実の一面”です。
私が、
「子どもは信じてあげれば変わる」とか、
「タイミングが来れば動き出す」と言っても、
それは**“一歩引いた場所から見ている人間”の意見**
に過ぎません。
でも、ここで少しだけお伝えしたいのは――
「スイッチ」は雷みたいに突然落ちてくるものじゃない、
ということ。
つまり、
自分の意思で100%変わるような“奇跡”を待っていても、来ない。
それを信じるのは、確かに甘いです。
だけど、
スイッチが入る“下地”を作ることはできる。
これは、
事実として何度も目にしてきました。
例えば、
こんな変化が起きる子は多いです。
- 「模試の点数が伸びた」→ 自信が芽生える
- 「塾の先生に褒められた」→ 自分を認めてもらえた気がする
- 「親が何も言わなくなった」→ 自分で考えざるを得なくなる
- 「友達に置いていかれた」→ 焦りを感じ始める
こうした
「日々のちょっとした体験の積み重ね」が、
“あれ? ちょっと頑張らないとヤバいかも…”
という感覚を育てていきます。
その芽を育てるのが、
私の役割だと思っています。
ご家庭で結果が出なくても大丈夫。
お母さんが毎日モヤモヤしていても大丈夫。
だから私からは、こうお伝えしたいです。
「スイッチが入る」なんて信じられない気持ち、
よく分かります。
でも、
“スイッチが入る余地すらない”ほど、
追いつめてしまっていませんか?
信じる必要はありません。
でも、
「完全に諦めない」ことは、
子どもを救う最後の糸になります、と。