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塾長のつぶやき…Vol.8 テスト結果が悪かった夜、どう接しますか?


単元テスト、期末考査、模試……
点数の紙を持ち帰るたびに、
家の空気が変わる。

そんなご家庭、多いと思います。

つい先日も、
ある保護者の方から
こんなお話を聞きました。

「テストの点数を見た瞬間に、
つい怒鳴ってしまったんです。
“どうしてこんな点数なの!?
ちゃんとやってるの?”って。
でもそのあと、子どもが何も言わず、
自分の部屋に閉じこもってしまって…」

私も親として、
その気持ちは痛いほどわかります。

不安、焦り、苛立ち。
「このままで大丈夫なの?」
という気持ちが、
子どもへの“強い言葉”になって
出てしまう。

でも、
思い出してください。
テストがうまくいかなかったとき、
一番ショックを受けているのは、
他でもない“本人”です。

そして実は、
そのときの親のリアクションが、
今後の「行動のスイッチ」を左右することが
多いのです。

子どもたちは完璧じゃありません。
感情の揺れも、自信のなさも、
あって当然です。

だから、
まず最初にかける言葉は、
「どうだった? 悔しかったね」
「そうか、そっか…頑張ってたもんね」
それだけで、
彼らの中にあった“防御の壁”が
すっと下がります。

怒られると思っていたところに、
理解の言葉が来た。
その驚きと安心が、
「次はもうちょっと頑張ってみようかな」
という前向きな気持ちにつながっていきます。

もちろん、
ずっと優しく接していればいい、
という話ではありません。
サボった結果、そりゃそうなるよねという
場合も往々にしてあると思います。

切り替えるべきタイミングでは、
大人としてビシッと伝える必要もあるでしょう。

でも、
それは「一緒に次を考える」という形で。
たとえば、こんなふうに。

「どうしようか?どこでつまずいたのかな」
「じゃあ、次に向けて、何か作戦立てようか」

そう声をかけられたら、
子どもたちは「怒られたくないから」ではなく、
「自分のために」勉強に向かっていくように
なります。

点数は、
一喜一憂するものではなく、
“次の一手を考えるヒント”です。

テストの夜は、
親子の信頼を深めるチャンスでもあります。
保護者の方の腹立たしい気持ちも、
よく分かります。

でも、そこは一旦封印して、
一緒に受験を乗り越えていくために。
子どもの頑張りを「結果」だけで判断しない姿勢を、
私たち大人が持ちたいですね。